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ウェザリングのコツ

古い車

ジオラマやプラモデルでよく使われているウェザリングには「風化」という意味があり、その名の通り風化を表現する技法です。いわゆる汚し作業ですね。汚れや傷をあえて施して、よりリアルに見せる手法です。

ウォッシングで注意したいこと

ウォッシングとはウェザリングでもメジャーな方法で、一度適度に汚した後で洗い流すかふき取るかでランダムな汚れを再現する手法です。ウォッシングではエナメル塗料を希釈して用いるのですが、このエナメル塗料の扱いには注意が必要です。

なぜなら、エナメル塗料はプラスチックを溶かしてしまうからです。いきなりすぐには溶けませんが、長くおいていると割れにつながるので要注意。

ウォッシングをする場合は、ラッカー塗料かアクリル塗料で塗装した後にやるのが安心ですが、細かい隙間がある部品をウォッシングする際は、隙間からエナメル塗料が入り込むとパーツが割れてしまいますので、慎重に塗りましょう。

プラスチック感を残したい場合

エナメル塗料の問題は、上からあらかじめ塗装をしておくことで解消できます。

しかし、ジオラマの都合上、どうしてもプラスチック質感や色合いを残しておきたい、という場合もあるでしょう。そういう時には、エナメルをできるだけ薄めて早い段階でふき取るか、つや消しクリア―スプレーを吹きかけてからウォッシングをおすすめします。