ジオラマで使える草素材
建物系のジオラマだけではなく、外の情景も表現するジオラマの場合地面の感じもリアルに表現する必要があります。
そんな時、地面に生えている草も忠実に再現する必要性が出てきます。
そういうシーンで活用できるのが、ジオラマで使用することが出来る草の素材です。
見た目がしっかりと表現されているほか、ものによって草の色も選ぶことが可能です。
青々とした緑から、草木を表現するカラーまでさまざまなジオラマの表現に対応が可能です。
外のジオラマを作成するときに、地面だけで全く草が生えていないというのは場所によってはかなり不自然なジオラマになってしまいます。
使用方法を理解して、正しい方法で草を設置しましょう。
パウダーを固着しよう
草をジオラマに設置する際に最初に行うのが、ターフなどといった微小なパウダー系の草素材を固着させるということです。
指でパラパラと蒔くという感じなので、難しい作業ではありません。
蒔き方は好みによるので、全体的に同じ量で均一に蒔く感じでもいいですし、場所によって蒔く量を変えるというのも良いでしょう。
どのやり方が自分的にしっくりくるか試しながらやるのがいいでしょう。
もしも蒔く際に、あまりにも一カ所だけ量が多くなってしまった場合は、指で軽く押さえたり、メディウムが硬化してからスーパーフィックスを浸透させて固着させると解決します。
繊維系素材を固着させよう
次は繊維系の草素材の固着を行います。
繊維系のものを固着させる場合は、全部同じのを使用するよりは複数の種類を組み合わせたほうがよりリアルな仕上がりになります。
この作業は、ピンセットを使用して行います。
繊維系の草素材をピンセットで少量つかんだら、リアルサンドに植えこんでいく作業に入ります。
この時重要になってくるのが、ピンセットを持つ時の力の加減です。
リアルサンドに、草を差し込んだら手の力を抜いた状態で軽く上に引き上げることによって、適度な量を植えこむことができるので自然な仕上がりになります。
コツをつかめば楽しい作業なので、この工程が好きという人も多いです。
コースターフやフォーリッジの固着
コースターフは固着がしずらい種類の草素材です。
接着剤でくっついたと思っても上手く接着が出来ていない部分が出てきやすいので、コースターフを木工ボンド水溶液に浸してから接着したい部分に押さえることでしっかりと接着することができます。
フォーリッジはより仕上がりを良くしたい場合カラースプレーで軽く着色をしたり、ハサミで部分部分に細かい切れ目を入れて各方面に優しく引っ張ることで画一感を消すことができます。
フォーリッジを接着する際には、ボンド原液などの接着剤を素材の裏面に流布したフォーリッジを張り付けることで接着が完了します。