ジオラマにぴったりの多彩な表現力
自分だけのオリジナルのジオラマを作るには、お手軽に手に入るジオラマ用の市販の素材ではなく、自分で用意するのが手っ取り早く、かつオリジナリティーが出ておすすめです。
実際、つまようじなどで木の部分を工夫したり、川や海から持って帰った砂を使ったジオラマを作ったことがある人もいるのではないでしょうか。
それらに加えて注目してほしいのが紙です。
紙は紙でも、ペーパークラフトをおすすめします。
無地の画用紙をカットして自分で一から作っていくのも確かに最もオリジナリティーが出せる方法ですが、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。
その点、ペーパークラフトならば比較的簡単に作れます。
プラ板だと加工するだけでも一苦労ですが、ペーパークラフトなら紙なので簡単に加工できますし、軽いので設置もらくらくです。
ペーパークラフトの世界は奥深く、ジオラマに使用する建造物などの背景はほとんどカバーしていると言ってもいいぐらいです。
紙だけでこれほどの完成度が出せるのかと驚くでしょう。
木などの柔らかい質感だけでなく、メタリックな金属も紙で本物らしく表現できます。
おすすめのペーパークラフト素材
各メーカーが、市販のペーパークラフトを販売しています。
これを買えば後は組み立てるだけなので難しいことは一つもありません。
「そうはいってもお金がかかるし…」という人もいるでしょう。
そんな人には、ネット上で公開されていて誰でも無料で利用できるペーパークラフトのキットがおすすめです。
使い方は、キットのデータを自分のパソコンにダウンロードして、それをプリンタで画用紙にプリントアウト、あとは説明通り組み立てるだけです。
プリンタがあればあとは紙を用意するだけなので、ほとんどお金もかかりません。
また、市販のペーパークラフトだと一度失敗したら台無しですが、この方法なら失敗してもプリントアウトし直せばよいだけなので安心です。
何度も作り直しができるので練習にもなります。
そんなペーパークラフトの素材データでおすすめなのが、プリンタなどで有名なブラザーが公開している「プリふれ」内のキットです。
「プリふれ」とは、プリンタと触れ合うことをコンセプトに、子どもから大人まで楽しめるコンテンツを無料で配信しているサービスです。
プリふれのメインページには「まちづくり」や「みちづくり」などジオラマにも使えそうなキットが多数公開されていますが、とりわけおすすめなのが、プリふれ内の「プリふれ模型店」というページです。
プリふれ模型店内には、「紙で作る自動車模型」や「紙で作る航空機模型」と一緒に「紙で作る鉄道ジオラマ」も無料で公開されています。
鉄道ジオラマ用の素材なので、懐かしい街のジオラマづくりにぴったりです。
根気さえあれば初心者でも作れます。