木の作り方
木のパーツを自作する最も簡単な方法は、本物の木の枝を拾ってくることです。
本物の木ですからリアリティーはばっちり、これ以上にリアルな表現はありません。
とはいえ、本物の木の場合、ジオラマの縮尺と合わないことがあるので必ずしもベストな選択とは限りません。
自作する場合は、竹串やつまようじを使うのでもよいでしょう。
葉っぱはスポンジを緑に塗って再現する方法があります。
また、100均で買える素材を使った自作の方法もあります。
それは針金を使った方法です。
30cm弱ぐらいの針金を10本ほど束ねて、それをねじります。
針金の曲がった感じが木の幹のねじり具合を表現するのに適しています。
長さは希望の長さに適当でカットしてもよく、また、ねじり方も一様ではなく適度にムラを作ると本物に枝ぶりが再現可能です。
それに木工用ボンドを塗り、色を付けると木らしくなります。
葉っぱもグリーンモスが100均に売られているので、それを使うと簡単にリアルな葉っぱや芝などが表現できるでしょう。
ほかにも、木の自作方法はいろいろあります。
自分でも考えていろいろ試してみて、ベストな方法を見つけてください。
もしくは、表現したい木に応じて複数の方法を使い分けるのもおすすめです。
砂・石の作り方
砂や石は自然そのままの素材を使うとよいでしょう。
細かいさらさらの砂が欲しいなら、海辺の砂浜に行けば見つかります。
もしくは、園芸用として売っている砂や熱帯魚の水槽に入れる砂を代用する方法もありです。
砂や石を人工の素材で自作する場合、発泡スチロールがおすすめです。
加工も簡単で色を塗れば本物の石や岩らしく見えます。
ほかにも、コルクを適当な大きさにカットするなどの方法がありますので、木と同じく試行錯誤してみてください。
雪の作り方
木や砂、石と違って、雪は自然のものをそのまま使うことができません。
何かで工夫して本物の雪らしく見せる必要があります。
これにもいろいろな方法がありますが、100均で手に入るものでおすすめなのが重曹と木工用ボンドを使う方法です。
まず、水で木工用ボンドを薄めます。
割合は表現したい雪の質感に合わせて調節するといいですが、木工用ボンドと水が1:3~4ぐらいが目安です。
そこに重曹を加えます。
水と木工用ボンドを混ぜたものと重曹の割合は1:2が目安です。
あとはそれをかき混ぜるだけです。
最初はドロドロですが、かき混ぜるうちに徐々にシャーベットのような質感に変わっていきますので、表現したい雪の質感になるまで混ぜましょう。
面倒は場合は、市販の素材もあります。
鉄道模型メーカーのKATOにはさまざまな質感の雪を再現した素材が多数ありますので、それが手軽で便利です。
ふんわりした雪なら「深雪」、塗るだけの「千古の雪」、自作では再現が難しい「粉雪」などがあります。