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チルトシフトの撮影方法

チルトシフトって?

チルトシフトは別名ティルトシフトともいいますが、チルトシフト写真というのはカメラのチルトシフトレンズを使って撮影することによって、撮影物をミニチュアやジオラマのように小さく見せることができる手法です。

そのため実際の風景をミニチュアやジオラマのように撮影したいときにはチルトシフトが大活躍してくれるんです。
チルトシフトの特徴として、撮影したものをそのまま写すのではなく、狭い範囲に焦点を合わせるため対象物の以外がすべてぼかされます。

チルトシフトで撮影する対象として多いのが建設現場や街の風景・人が集まるイベント・鉄道などが多いです。
チルトシフトにおいてはレンズを選ぶことも大切ですが被写体や撮影のシーンを選ぶことも大切です。

真上からの撮影はNG

チルトシフト写真を撮る時に、写真を撮るアングルに注意をする必要があります。
チルトシフトの撮影においては、被写体を上から写すというケースがよくあるのですが真上からの撮影は適していないと言われています。

真上から撮影してしまった場合、どうしても写真に奥行きが出ない写真になってしまいます。
それを解消するためには、真上からではなく角度を付けて撮影するのが良いでしょう。

上手にチルトシフトで撮影するためには、ミニチュアの模型を撮る時をイメージしてミニチュアの模型を撮るならどのアングルがいいかそれと同じようなアングルで撮影することで実物のものをミニチュアのように撮影することができます。

風景の選び方が重要

チルトシフトで撮る場合、被写体を選ぶことも大切です。
基本的に写真のメインになる被写体以外はあまり目立たないようにすることが重要になってきます。

そのため、被写体を決める時には他の風景とは違う目立つ色の建物や高さのある建物などをメインの被写体に選ぶようにしましょう。
逆に変化のないような風景や人混みなどはチルトシフトの被写体には適していません。

できるだけシンプルな風景を選んだ上で、その中で目立つものを被写体に選択してチルトシフトで撮影することで、魅力的な写真を撮影することが可能です。

チルトシフト風の加工もできる

チルトシフト風の加工をする場合、写真の主役にしたい場所から外側に向けてグラデーションツールを使用します。
そして写真の彩度を30%くらいに設定することによってポップなミニチュア感のある仕上がりになります。

カーブツールを使用して画像の色味やコントラストを調節することによってチルトシフト
風の写真に加工ができます。
チルトシフトが撮れるレンズがない場合はこの方法で加工をすれば、お気に入りの写真もチルトシフト風に早変わりするので、試しに加工してみるといいでしょう。