ジオラマのテイストによっては、あえてレトロな雰囲気を引き出せるような写真を撮影したいこともあります。こちらでは、レトロな雰囲気の写真を撮影するコツをご紹介します。
ホワイトバランスの調整
写真が全体的に緑っぽかったり青っぽかったりしている場合、ホワイトバランスの調整がうまくいっていない可能性があります。オートで撮影して色味が寒色っぽくなってしまうなら、設定をしなおしてから撮影をしてもよいでしょう。
レトロな雰囲気を出したいときは、あえて赤みを強くしてから撮影をするのもおすすめです。手動で調整できるカメラを使っている場合は、手動でいろいろ試しながら撮影すると、オールドレンズに頼らなくても味のある絵を撮れますよ。
カメラのフラッシュは暗い場所で使う
基本的に、ジオラマ撮影をするときにはカメラのフラッシュを使わず、自然光か蛍光灯のもとで撮影するのがよいとされています。フラッシュを使うとせっかくこだわった細部の表現が飛んでしまって、不自然に浮かび上がっているような絵になりがちだからです。
フラッシュの効果を引き出せるのは周囲が暗いとき。ですから、あえて夜に明かりをつけず、ジオラマに内蔵されている照明のみを頼りにしてフラッシュを使うと、味わいのある絵が取れることもあります。
細部の表現は写りにくくなりますが、あたりを暗くしてから撮影するとフラッシュの本領が発揮され、面白い絵が撮影できることもあります。